【読了本】名探偵のままでいて/小西マサテル
第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作 「認知症の老人」が「名探偵」たりうるのか? 孫娘の持ち込む様々な「謎」に挑む老人。 日々の出来事の果てにある真相とはーー? 認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、不可能犯罪に対する名推理を披露する連作ミステリー!
あらすじ:かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、七十一歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。 しかし、小学校教師である孫娘の楓が、身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった! そんな中、やがて楓の人生に関わる重大な事件が……。
-【引用元・楽天ブックス】
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
感想:連作短編なので徐々にミステリ色が深まっていくのですが最終章は怒涛の展開でした。犯人はわかれど、さらに深い因縁は想像できなかった。
ミステリ小説ではあるものの優しい空気が纏わるミステリなので普段ミステリを読まない方にもおすすめできる、このミス大賞っぽい1冊だと思います。
2023-14