【読了本】月光のスティグマ/中山七里

あらすじ:幼馴染の美人双子、優衣と麻衣。僕達は三人で一つだった。あの夜、どちらかが兄を殺すまではー。十五年後、特捜検事となった淳平は優衣と再会を果たすが、蠱惑的な政治秘書へと羽化した彼女は幾多の疑惑に塗れていた。騙し、傷つけ合いながらも愛欲に溺れる二人が熱砂の国に囚われるとき、あまりにも悲しい事実が明らかになる。運命の雪崩に窒息する!激愛サバイバル・サスペンス。

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□月光のスティグマ/中山七里

感想:「祝祭のハングマン」にチラッと登場した神川に会いたくて再読。ほぼ忘れていたのは覚えていたくないからかなと思うぐらい中山先生には珍しくビターだ。

それはこの本がミステリではなく恋愛サスペンスだから。この二人の特別な距離感や愛情は他人にはわからない…。
そして議員と秘書だった二人の愛情も。

そして、こう読んだら次はやっぱり「総理にされた男」を読むべきかな。「総理にされた男」は月光のスティグマと同じ世界線、同じ時期を描いた作品で最後の事件が別の視点から描かれている。まだこちらは積読なのでこのタイミングが良きですね。


これこそまさに中山七里沼。

2023-4