【読了本】祝祭のハングマン/中山七里

あらすじ;法律が裁けないのなら、他の誰かが始末する。

司法を越えた復習の代行者ーーそれが〈私刑執行人(ハングマン)〉

現代版”必殺“ここに誕生!

警視庁捜査一課の瑠衣は、中堅ゼネコン課長の父と暮らす。ある日、父の同僚が交通事故で死亡するが、事故ではなく殺人と思われた。さらに別の課長が駅構内で転落死、そして父も工事現場で亡くなる。追い打ちをかけるように瑠衣の許へやってきた地検特捜部は、死亡した3人に裏金作りの嫌疑がかかっているという。父は会社に利用された挙げ句、殺されたのではないか。だが証拠はない…。疑心に駆られる瑠衣の前に、私立探偵の鳥海(とかい)が現れる。彼の話を聞いた瑠衣の全身に、震えが走ったーー。

ー【引用・楽天ブックス

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□祝祭のハングマン/中山七里

感想:複雑な読後感。
中山七里ファンとして今まで色々読んできて一度も読後感が悪いとかなかった。

あくまでも読後感が"悪い"のではなく"複雑"なのは彼女が「警視庁捜査一課所属」だから。中山七里ファンならそこに誰がいてOBに誰がいるかわかりますよね?
事実、現役の彼らは名前が出てきます。

だから…複雑。
彼らだったら許さないと思ってしまう…。
犯人もハングマンも。

 

ただし、それは中山七里オタクだからであってこの本はめっちゃ面白いです!
まさに必殺仕事人のような請負い方や報酬の取り分。
相変わらず読ませる文体が素晴らしく一気読みでした。

 

この本の出版を記念したインタビューで出版社に言われたら続編を出すと中山先生が仰っていたので…
出版社の担当さん、続編よろしくお願いします。